不死鳥の如く蘇るSSBBS(次は壊れませんよーに)
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プロフェッサー圧縮
題名:
GEAR戦士撫子5話Part317
投稿日 : 2010年2月3日<水>22時00分
コンクリート特有のひんやりした感触が、わたくしの指先を撫でて。
新築の割には粉が指に付くこともなく、ただ冷たさを残して後ろへ流れて行きます。
打ちっ放しかそれに近い地肌は、ひたすらになめらかなのみで。
時折訪れる継ぎ目すら、丸みを帯びた僅かなる段差を伝えてくるだけで、冷たさとなめらかさは一瞬たりとも途切れることなく続いています。
そう。
わたくしは今、壁に手を這わせつつ歩いていました。
Res:
プロフェッサー圧縮
題名:
続き
投稿日 : 2010年2月3日<水>22時00分
・・・・・・まあ、と言っても《右手の法則》が必要な程複雑な迷路に遭遇した訳ではなく。
単に
「視覚に頼れないなら触覚に頼ればいいじゃない」
と思い至っただけです。
前回も扉などにはそれなりに注意を払っていたので、単純に目を凝らしただけでは発見出来ない可能性は高いです。
しかし壁に手をついていれば、忍者屋敷ばりの隠し扉でもない限り、まず見過ごさないでしょう。
・・・まあ、継ぎ目などを誤検出する可能性はありますが。
それも今のところ、充填剤か何かで埋められているので大丈夫そうです。
Res:
プロフェッサー圧縮
題名:
続き続き
投稿日 : 2010年2月3日<水>22時00分
とまあ、そんなこんなで壁をなぞりながら歩くこと数分。
「!」
わたくしの指が今までとは明らかに違う、深い溝の存在を伝えてきました。
Res:
プロフェッサー圧縮
題名:
続き続き続き
投稿日 : 2010年2月3日<水>22時01分
わたくしは指を溝に引っかけたまま後ずさり、そこへ顔を近づけました。
・・・しかし非常灯から遠いこともあり、鼻先がくっつく程近づいても殆ど何も見えません。
コレは初回に見逃したのも宜なるかなです。
「何か明りになるようなものは・・・・・・」
溝に掛かっている手はそのままに、反対側の手でポケットをまさぐると、指先が硬いものに触れました。
これは・・・・・・携帯電話?
「! そうですわ」
わたくしは取り出しざまに手首を翻し、携帯を開くと溝に掛けている手元へ近づけました。
「おお、良く見えますわ」
面積の広い液晶ライトの光量は十分で、先程まで全く見えなかった溝の様子が良く分かります。
わたくしはそのまま、この上下に走る溝を子細に調べ始めました。
●
プロフェッサー圧縮
題名:
GEAR戦士撫子5話Part316
投稿日 : 2010年1月27日<水>22時26分
・・・と言う訳で。
やって来ましたエレベーターホール。
前に来たときと同様、「B10F」とぼんやり光る階数表示以外、何も明りのない場所です。
エレベーターの現在位置表示すらないので、本当にそれ以外の光源がありません。
・・・最上階近辺のホールには付いていたような気がしますが、付け忘れでしょうか?
まあ、どうせ倉庫エリアを使うのは業者しかいないでしょうから、特にユーザビリティに配慮する必要がなかったのかも知れませんが。
そんなどうでもいいことを考えつつ、わたくしは「△」ボタンを押しました。
Res:
プロフェッサー圧縮
題名:
続き
投稿日 : 2010年1月27日<水>22時27分
・・・・・・のですが。
「あら? 光りませんわね?」
何度押しても反応無し。
反対側のボタンも同様。
「・・・・・・故障でしょうか?」
前回は光ったはずなので、ボタンのランプが切れている訳ではないと思いますし・・・・・・
コレはもしかしないでも、いよいよもって
エレベーターも停止した
、と言う事なのでしょうか?
Res:
プロフェッサー圧縮
題名:
続き続き
投稿日 : 2010年1月27日<水>22時27分
・・・いや、コレは参りました。
いやホント、マジで。マジでマジでマジで。
まさかここに来てこんな罠が待ち受けているとは、お釈迦様でも気が付くめぇ、です。
と言いますか、もはや悪意すら感じますわよ?
どうせ止まるんだったら、もっと早くにしろと言うのです。
そうすれば衆愚どもに流されることもなかったでしょうし、60階と言えども今頃は降りきっていることでしょう。
まったくもって、ふざけるにも程がありますわ。
Res:
プロフェッサー圧縮
題名:
続き続き続き
投稿日 : 2010年1月27日<水>22時27分
――と、愚痴を言っても始まらない訳で。
なってしまった
事態
(
コト
)
はもうしょうがないのです。無理でも何でも、別の道を探すしかないでしょう。
取り敢えずは・・・・・・そうですわね。
先程断念した、車乗り入れ口でも探索してみましょうか。
わたくしは足取りも重く、エレベーターホールを後にしました。
●
プロフェッサー圧縮
題名:
GEAR戦士撫子5話Part315
投稿日 : 2010年1月20日<水>22時34分
ぽつぽつと、古びた街灯のように点在する非常灯だけを頼りに。
わたくしは静寂の常闇を一人歩いていました。
先の見えない道行きは、有り得ないと解っていても"何処にも辿り着けない"恐怖を引き起こします。
知らない内に別の道に迷い込んでしまったのではないか?
気付かぬ内に同じ所をぐるぐる巡っているのではないか?
そんな疑念がわき起こる度に、自分の見たものを信じろと頭を振って。
曲がり角が見える度に、安堵と検証を繰り返すこと三度。
――わたくしは今、自身を投げ出したダストシュートの前に立っています。
Res:
プロフェッサー圧縮
題名:
続き
投稿日 : 2010年1月20日<水>22時34分
結論から言って。
このフロアには、ダストシュートと非常口以外にエレベーターと倉庫入口が存在します。
・・・逆に言いますと、それしかないと言う事なのですが。
広さは正直、良く分かりません。暗闇で感覚が麻痺してるので、距離が掴めないのです。
――まあそれでも、このダストシュートから放り出されて転がった時間を考えると、結構な広さがあるような気がします。
・・・しかし、そうすると解らないことが一つ。
このだだっ広いフロアは、一体何のためにあるのか? と言う事です。
Res:
プロフェッサー圧縮
題名:
続き続き
投稿日 : 2010年1月20日<水>22時35分
前に来た時には、ストッパーなどから駐車場だと思ったのですが・・・・・・車を乗り入れるための通路がありません。
まあこの暗がりですから、シャッターが降りていれば普通に見落とした可能性もありますが。
もし本当に乗り入れ口があって、シャッターをこちら側から開ける手段があるならば有効な脱出路になり得るのですが・・・・・・
そんなものがなかった場合、単なる徒労で終わりなのが悩ましいところです。
Res:
プロフェッサー圧縮
題名:
続き続き続き
投稿日 : 2010年1月20日<水>22時35分
まあ何にせよ、プラン3の外部連絡手段はどうやら無さそうです。
・・・となれば、最終手段しか残されてない訳で。
「やむを得ませんわね・・・・・・」
わたくしは深々と溜息を吐いて、道中見掛けたエレベーターホールへと足を向けました。
●
コレクターホクト
題名:
シグナムなら、はまりそうだよな(笑)
投稿日 : 2010年1月17日<日>22時30分
剣士、侍を思う。
「おおっ、すっげえな」
日曜朝の八神家リビング。
そこには、日本中で子供がしているであろう光景である、前のめりになりながら、TVに熱中する見た目子供のヴィータの姿。
そして、、、
「、、、」
日本中でダメな大人、、、『大きなお友達』がしているであろう、拳を握り締めながら、TVから流れる二人の戦いに夢中になるシグナムの姿があった。
「シグナム、、、すっかりはまってるんやな」
「はい。タイトルが気になってヴィータと見始めたら、、、どうやら、つぼにはまった様で」
「シグナム、雑誌まで買い込んでいるものね」
その光景を、微笑ましく感じながらも、苦笑を浮かべながら見守るはやてとザフィーラにシャマルの三人。
「そ、そこまでかい、、、って、今、シグナム、、、泣いてるんやないか?」
「「え?」」
はやての言葉にザフィーラとシャマルが、シグナムの方を見ると、、、
「、、、虚しい。虚しすぎる、、、だが、、、分かるぞ、貴公らの気持ち、想いは」
「え、いや、、、そこまで、、、、、、いれこむか?」
待機状態のレヴァンティンを握り締め、光るものを頬から伝わせるシグナムの姿と、そのシグナムを見て、ドン引きしているヴィータの姿があった。
「そういえば、、、」
「な、、、なんやシャマル?」
「シグナム、なのはちゃんに、パソコンの使い方や、ネットの掲示板への書き込み方とか、メルマガの登録の仕方とか、教わっていたみたいで、、、」
「、、、、、、それで、自分でノートパソコンを、買って来たのか」
「そ、そこまでなんかい」
「そこまで、、、みたいです」
「そういえば、、、シグナムの部屋に、あの刀があったな」
「しかも、すずかちゃんに頼んで作ってもらったって言う、本物そっくりのヤツでしょ?」
「ああ。おまけに、この間、一緒にロケ先である屋敷へ、見学に行ったそうだ。」
「い、いつのまに(汗)」
はやての頬を、一筋の汗が流れる。
親友二人を巻き込んでいる、シグナムの思いに、、、色々な感情が渦巻いて。
「、、、とりあえず、うちは何も聞かなかった。うん、聞いてへん。見てもおらん」
現実逃避をするのだった。
「お前には、、、まだ色々ある。だから、、、そのような考えを持つな」
「いやTVだからよ。泣くなよ」
「我らヴォルケンリッターも、戦う以外の事を見つけられたんだ。お前にも、、、できる」
「だ、だからよ、、、」
、、、はたして、烈火の将は一般人に戻れるのだろうか?
●
プロフェッサー圧縮
題名:
GEAR戦士撫子5話Part314
投稿日 : 2010年1月13日<水>22時33分
――まあ、結論から言いますと。
「無理。マジ無理ですわコレ」
先程ざっと見た時に既に気付いてましたが・・・・・・デカブツ同士が組木細工のように絡み合っていて、素直に引き抜けそうなのは幾つかの角材のみです。
特に厄介なのが大量にある枠で、一部欠けてコの字型になっている奴が複雑怪奇に組み合っていて、一つ持ち上げようとすると全部が付いてくる有様です。
しかもそいつらの先が電信柱並みの木材に引っ掛かってたりと、もはやどう考えても、わたくしの細腕の手に負えるシロモノではありません。
と言いますか、わざとやろうとしても中々出来る業ではありませんことよ?
一体何をどうしたらこうなるのか、小一年問い詰めたいですわ。
Res:
プロフェッサー圧縮
題名:
続き
投稿日 : 2010年1月13日<水>22時33分
・・・まあ、その辺は機会があれば
逃さず徹底的に遂行する
として。
これからどうしたモンでしょうか?
1.別の非常階段を探す
2.エレベータを使う
3.外と連絡を取って救助に来て貰う
取り敢えず思い付く他の手段は、こんなところでしょうか。
Res:
プロフェッサー圧縮
題名:
続き続き
投稿日 : 2010年1月13日<水>22時34分
まず1.は望み薄です。
この狭苦しいペンシルビルにそんな余裕があるとは思えませんし、そもそもきちんと消防法守ってるかどうかすら怪しいものです。
2.は余り使いたくはありませんが、恐らく一番可能性があります。
災害時にエレベータ使うのは常識的に考えて御法度なのですが、頼みの非常階段が常識で考えられない状態なので、この際非常識も止むなしです。
3.は可能ならばベターな方法なのですが・・・・・・どうでしょうね?
電話の一つも設置してあれば出来るでしょうが、前に倉庫を走り回った時には内線の一つもなかったような・・・・・・?
でもまあ、警備室のようなものでもあれば、其処には電話の一つや二つあるでしょう。
多分時間に余裕はありますし、ちょっと探してみましょうか。
Res:
プロフェッサー圧縮
題名:
続き続き続き
投稿日 : 2010年1月13日<水>22時34分
わたくしはゴミの山から離れ、ぶらりと歩き始めました。
方向は、無論来た方とは逆、未だ見ぬフロンティア・・・と呼べる程いいモノでもありませんが。
とにもかくにも、わたくしは未知の領域へと一人足を踏み入れたのです――――――
●
プロフェッサー圧縮
題名:
GEAR戦士撫子5話Part313
投稿日 : 2010年1月6日<水>22時29分
――そして、非常口前に着いたのですが。
「・・・・・・・・・・・・・・・・なんですかコレは」
―――非常口前に、着いたのですが。
「・・・・・・・・・なんですかコレは」
――――――着いたのですが!
「・・・・・・なんですかコレは」
―――――――――着いたは着いたのですがっっっ!!
「・・・なんですかコレはっ!! 一体何なんですかこのゴミの山はっ!!!」
わたくしの前に立ちはだかる、
段ボールのアルプス山脈
!
何処の腐れ馬鹿ですかこんなところに不法投棄しやがったのはっっっっっ!!
ブチ殺しますわよこの○○○○o○!!!
Res:
プロフェッサー圧縮
題名:
続き
投稿日 : 2010年1月6日<水>22時29分
「・・・・・・ふーっ、ふーっ、ふーっ・・・・・・」
・・・い、いけませんわ。
ブチ切れるあまり、淑女にあるまじき思考をしてしまったような気がします。
れーせーにならなければ。be cool,be cool.
おk、うどんげ。わたくしはれーせいですわ。
・・・いけませんわね、未だ思考に変なノイズが乗ってますわ。
深呼吸でもして気を落着けねば。
Res:
プロフェッサー圧縮
題名:
続き続き
投稿日 : 2010年1月6日<水>22時29分
「・・・・・・・・・ふう」
深呼吸すること数十回、ようやっと脳温度が平熱に戻ってきました。
そして改めて、眼前のゴミ山脈を見渡します。
端の方は暗くて良く見えませんが、差し渡し10mは下らないと思われます。
高さ5m、奥行き7m、と言ったところでしょうか。
申し訳程度の良心か、非常口の所がちょうど阿蘇山の火口のように凹んでおり、非常扉上の非常灯が見える程度の高さには収まっています。肝心の扉が埋もれてるので何の意味もありませんが。
初見では主成分が段ボールに見えましたが・・・・・・かなりの割合で木材や金属枠? 等が含まれているようです。
・・・これはどうも、部材梱包物を持ち帰らずに、ここに放置していったようですわね。
余程業者が低能だったと見えます。
Res:
プロフェッサー圧縮
題名:
続き続き続き
投稿日 : 2010年1月6日<水>22時29分
・・・さて。
悪質業者には後で
うまれてきてごめんなさい
と言わせるとして、当面の問題はこの粗大ゴミどもをどうするか? です。
かよわいわたくしの細腕では、こいつらを撤去するのは黒部ダムに匹敵する難事業です。
と言いますか、ぶっちゃけ不可能と言っても過言ではありません。
段ボールだけならまだしも、数mもある角材を一人で持ち上げるなんて無理過ぎます。
見た所、無駄にあちこち絡まり合っているようなので、キーパーツを引っこ抜けば瓦解する訳でも無さそうです。
・・・・・・さて、どうしたもんですかねコレは。
わたくしは腕組みして、眼前にそびえ立つゴミ山を暫し睨み据えていました――――――
●
プロフェッサー圧縮
題名:
GEAR戦士撫子5話Part312
投稿日 : 2009年12月30日<水>16時49分
「・・・・・・・・・ああそうですか。いいです。もーいーです」
運命だかネ申だか知りませんが、そこまでこのわたくしの邪魔をしたいのですか。
わかりました。
ええ、ええ、わかりましたとも。
どうあっても、何が何でも、わたくしの前に立ち塞がるというのなら。
塵も残さず滅殺
して差し上げますわ。
それが鬼切丸の家訓であり、わたくしの信条です。
Res:
プロフェッサー圧縮
題名:
続き
投稿日 : 2009年12月30日<水>16時49分
さて。
こうなったら意地でも無傷で脱出してやらねば。
わたくしは急いで、しかし慎重に足下などを探りつつ非常口へ歩きます。
無傷で、と決めた矢先につまらないことで躓きたくありませんし。
あの地下倉庫と違って天井に明りがありませんので、床近くの非常灯だけが頼りです。
それも極端に明るくはない上に間隔が結構空いてますので、どうしても照らされてない部分が出て来ます。
むしろスポットライトのように明るい部分が飛び石である、と言った方が正しいでしょう。
わたくしの目も大分暗闇に慣れてきましたが、それでもスポットとスポットの中間辺りは良く見えないのが現状です。
・・・まあ、正式開店前のB10Fにゴミが撒き散らかされていると言うのも想像し難いケースですが。気をつけて損はしないでしょう。多分。
Res:
プロフェッサー圧縮
題名:
続き続き
投稿日 : 2009年12月30日<水>16時49分
「・・・あ。そうですわ」
わたくしはふと思い付いて、先程の携帯電話を再び取り出しました。
クラムシェルの本体を開き、キーを操作してカメラを起動します。
そしてカメラ設定を呼び出してライトを点け、やや前方の床に向けてかざします。
「やはり。良く見えますわ」
肉眼では正直余り代わり映えしませんが、高感度CCDを通して携帯の液晶に映し出された床は、実にはっきりくっきりしていました。
これなら、何があっても見落としは有り得ませんわ。
気分を良くしたわたくしは、意気揚々と歩みを再開しました。
Res:
プロフェッサー圧縮
題名:
続き続き続き
投稿日 : 2009年12月30日<水>16時50分
が、しかし。
「・・・・・・止めておきましょう」
数歩も歩かない内にわたくしはカメラモードを解除してライトも消すと、携帯を折り畳んでポケットにしまいました。
「こんな危険性の低いところでバッテリーの無駄遣いは得策ではありませんわね、良く考えてみたら」
まあ、そう言うことです。
まだまだ何が起こるか分からない状況です。
限られた手札を無駄遣いするのは愚策というものでしょう。
警戒するだけならタダですし。疲れたら休めばいいだけです。
わたくしはそう割り切ると、再び未来への脱出を続行するのでした――――――
●
プロフェッサー圧縮
題名:
GEAR戦士撫子5話Part311
投稿日 : 2009年12月23日<水>21時03分
兎にも角にも何が問題かって、
あの子とどの階ではぐれたのかまるで見当が付かない
点に尽きます。
何時から先行していた叫び声が聞こえなったのか全く思い出せませんし、仮に思い出せたとしてもヒントにもなりゃしないでしょう。
・・・・・・これはもう、打つ手がありませんわね。
見捨てるようで業腹ですが、正直今のわたくしには彼を捜し出す手立てがありません。
出来ることと言えば、精々無事を祈ることくらいでしょうか。
・・・嗚呼、自分の無力さが嫌になりますわ。
Res:
プロフェッサー圧縮
題名:
続き
投稿日 : 2009年12月23日<水>21時03分
――しかし、こんな所で悲劇のヒロインぶってても何一つ事態は好転しません。
冷たいと言われるでしょうが、心配しておろおろするだけでは何にもならないのです。
そんな暇があるのならとっとと脱出して、外にいるであろう消防隊の方達に彼のことを一刻も早く伝えるべきでしょう。
そう自分に言い聞かせると、わたくしは未練がましく床に張り付く両足を無理矢理引っぺがすようにして、ダストシュート前を後にするのでした――――――
Res:
プロフェッサー圧縮
題名:
続き続き
投稿日 : 2009年12月23日<水>21時03分
・・・・・・さて。
ぺたぺたと非常灯の案内に従って非常階段へと歩きながら。
わたくしはふと上の状況が気になりました。
脱出してきたフロアの惨状から考えて、外からも火の手が見えているのは間違いないと思いますが・・・・・・
問題は何ヶ所が火事になっていて、それぞれどのくらい広がっているか? です。
あそこまで酷いことになっているのは、あのフロアだけと思いたいところですが・・・・・・現実は何時だって最悪です。
そもそも突入当初は黒煙すらなかったのですから、下か上のフロアから延焼してきたと考えるのが妥当です。
・・・・・・まさか1階まで燃え広がってたりしないでしょうね・・・・・・?
Res:
プロフェッサー圧縮
題名:
続き続き続き
投稿日 : 2009年12月23日<水>21時03分
まさしく最悪中の最悪な想像を頭を振って払うと、わたくしは何時の間にか止まっていた足を再び動かします。
仮に其処まで延焼してたとしても、流石に消火されている・・・・・・と思いたいです。
とは言え、今まさに消火作業の真っ最中かも知れませんし・・・・・・
「ああもう、情報がないと悪い方にしか考えが、って
そうですわ!
」
わたくしははた、と手を打ち鳴らすと、ポケットから携帯電話を取り出しました。
これだけの火災です。何処かのニュースで必ず取り上げているハズ。
わたくしは携帯が開ききる前から素早く操作してブラウザを立ち上げ、ニュースサイトを・・・ってあら? 繋がらない? 何処か壊れたのでしょうか?
そしてあちこちひっくり返して確認する内、ふと目に止まった液晶左上の文言。
「・・・って
圏外
ですかっっっっっ!!」
わたくし二度目の絶叫が、またも暗闇に飲み込まれていったのです・・・・・・
●
コレクターホクト
題名:
原作と大分変えてきたな。
投稿日 : 2009年12月23日<水>20時42分
リサ、がんばる!?最終回
闇夜に浮かび上がる、燃え上がる街並み。その街並みを見ながら、下卑た笑みを浮かべシーグフリードがルークへと話しかける。
「ふっ。セシリー・キャンベルと共に夜景を見ながら、お前の自慢の『ナマクラ刀』で貫くつもりか」
「なっ!俺とアイツはそんなのではない!!それに誰のが『ナマクラ』だ!!」
まさに、、、その笑みと同じような下卑たネタを。
「ほほう?いや、、、、そうか、済まなかったな。あの悪魔が、お前の『ナマクラ刀』の『鞘』だったな」
「おい!」
「ふっ。あの体に収まるのだ。その『刀』は『小太刀』という事か」
「なっ!?!」
ルークの顔が炎の明かりを受けたものよりも赤く染まる。
「て、てめえはぶっ潰す!絶対!!」
「できるものなら、、、やってみろ!!」
男の、、、ルークの尊厳をかけた戦いが始まる。
彼は、尊厳を守ることが出来るのだろうか?
「クールのは『小太刀』じゃありません」
「リ、リサ?」
「どちらかと言うと『大太刀』ですぅ!」
「き、君は何を言っているんだ??」
●
プロフェッサー圧縮
題名:
GEAR戦士撫子5話Part310
投稿日 : 2009年12月16日<水>22時51分
「・・・って
笑ってる場合ですか
!?」
思わず全力で自身にツッコミ入れつつ、全速で前進を再開します。
「何処ですか!? いたら返事なさい!!」
もはや名前が分からないからどうこうとか言ってる場合ではありません。
わたくしは何でもいいから声を張り上げつつ、壁際まで走り寄っていきました。
Res:
プロフェッサー圧縮
題名:
続き
投稿日 : 2009年12月16日<水>22時51分
程なくわたくしは、己を射出したダストシュート出口まで辿り着きました。
非常灯がやや離れた場所にあるため、かなり暗かったのですが・・・・・・それでも、近くに人がいるかいないか位は解ります。
念のため、左右を確認してみます。
右―――誰もいません。
左―――同じく何も見当たりません。
・・・少なくとも、ここから見える範囲に人の気配はないようです。
――それでもわたくしは、限界まで息を吸って。
「ちょっとー! 誰でもいいからいませんのー!?」
もう一度だけ、全力全開ボイスで誰何してみました。
Res:
プロフェッサー圧縮
題名:
続き続き
投稿日 : 2009年12月16日<水>22時51分
しかし地下の癖に天井の高いここは。
わたくしのフルパワーシャウトを反響させることもなく、ただその闇の内へと押し包み、残滓一つ残さず飲み込んでいってしまいました。
無論何者からも返答もなく、辺りは再び圧迫感を伴う静寂に包まれました。
「――これは、参りました」
思わず零した呟きもまた、平等に溶け消えていったのです・・・・・・
Res:
プロフェッサー圧縮
題名:
続き続き続き
投稿日 : 2009年12月16日<水>22時52分
事ここに至っては、あの子とはぐれてしまったことは確定的と言っていいでしょう。
わたくしがどれ位転がってたか正確なところは分かりませんが、それでもまさか分単位ではないでしょう。
それ以前に多少先行してたとは言え、彼との間にそれ程距離があったとも思えません。
――つまり、もしあの子がこのフロアまで着いていたのなら、他に移動する時間があったハズがないのであり。
即ち、
彼は途中下車した
と見るべきだ、と言うことです。
「――これは、参りました」
もう一度、今度は溜息と共に呟いて。
わたくしは暫し、途方に暮れたのでした――――――
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